2018年05月18日

不妊治療と仕事の両立

調査結果からみる不妊治療と仕事の両立に関する実態と問題点

◆不妊治療と仕事の両立に係る厚労省の調査結果
厚生労働省が平成29年度に実施した、不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての企業および労働者に対するアンケート調査の結果が3月に公表されました(「不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査事業」の調査結果報告書)。
不妊治療と仕事の両立に関する実態や問題点、企業における両立支援の状況などの把握と分析を行うことを目的として行われたものです。

◆不妊治療と仕事の両立ができずに退職した人は16%に!
日本では現在、不妊治療・検査の経験がある、もしくは予定している人の割合は14%にのぼり、不妊治療をしたことがあると回答した人の中で、仕事との両立ができずに退職した人は16%に上っています。ただ、半数以上の企業が、不妊治療を行っている従業員の把握ができておらず、また、不妊治療に特化した制度がある企業は19%にとどまっています。
職場での理解を深め、両立しやすい環境を整えることは、企業の人材の確保・定着にもつながると思われます。

◆両立が難しいと感じる理由
両立が難しいと感じる理由として、「通院回数が多い」「精神面での負担が大きい」「待ち時間など通院時間にかかる時間が読めない、医師から告げられた通院日に外せない仕事が入るなど、仕事の日程調整が難しい」などが挙がっています。

◆不妊治療に特化した制度
不妊治療に特化した制度がある企業のうち、一番多く導入されている制度は「不妊治療のための休暇制度」で、次に「不妊治療に係る費用等を助成する制度」「不妊治療のための通院や休息時間を認める制度」「不妊治療のために勤務時間等の柔軟性を高める制度」などがあります。

◆職場には伝えたくないという人も
不妊治療をしていることを職場で伝えている人の割合は38%です。職場で伝えていない理由として「不妊治療をしていることを知られたくないから」「周囲に気遣いをしてほしくないから」「不妊治療がうまくいかなかった時に職場にいづらいから」などが挙がっています。

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2018年05月07日

サバディカル休暇って??

最近よく耳にする「サバディカル休暇」って何?


◆欧州を中心に導入
先日の新聞で、求人サイトを運営する会社が、3年勤務ごとに1カ月の「サバディカル休暇」(有給)を与える制度を導入したとの記事がありました。
この「サバディカル休暇」とは、一定の長期期間勤続者に、1カ月以上の休暇を与える長期休暇制度のことで、使途は自由なのが特徴であり、欧州を中心に導入されています。

◆各国の例
(1)スウェーデン
国の制度として導入されており、労働者は有給で最長1年の休暇を取得することができます。
休暇中の代替要員として失業者を雇い入れることが定められているため、失業対策にもなっています。
(2)フィンランド
ジョブローテーション制度が長期休暇制度の1つとして導入されており、フルタイムの労働者は「90〜359日」の範囲で休暇を取得できます。
スウェーデン同様、有給で、代替要員に失業者を雇い入れることになっています。使途の制限はありません。
(3)フランス
同じ企業での勤務年数が3年以上あり、かつ通算の勤務年数が6年以上で、過去6年間に当該企業で同制度を利用していないことを条件に「6〜11カ月」の休暇を取得することができます。
使途に制限はありませんが、フランスの場合は無給です。

◆日本国内の例
国内でのサバディカル休暇導入事例としては、「ボランティア特別長期休暇」(リコー)、「積立休暇」(富士ゼロックス)、ディスカバリー休暇(MSD)、STEP休暇(リクルート)などがあります。

◆長時間労働の是正、育休取得の推進
サバディカル休暇は、企業の裁量により有給にすることも無給にすることも可能であり、使途に制限をかけることもできます。また、有給休暇を充当することもできます。
長時間労働の是正や男性の育休取得の推進などの風潮も高まりつつある中、長期休暇の1つとして導入を検討してみる価値はあるかもしれません。

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2018年04月20日

企業が取り組む「AI採用」

企業が取り組む「AI採用」とは?


◆書類選考の時間が大幅に短縮!
AI(人工知能)を新卒や転職の選考に活用する「AI採用」を導入する企業が増加し、企業の採用活動が変わりつつあります。
現在、「AI採用」は、特に書類選考に活用することが多いようです。AIに過去の内定者のデータを学習させ、応募者のエントリーシートや履歴書等の内容がその合格基準に満たすかどうかを判断させるというものです。
ソフトバンクでは、2018年入社の新卒採用の書類選考に「AI採用」を導入したところ、採用担当者が選考に費やす時間を約7割削減することができたということです。また、統一性のある基準で判断ができるため、ミスマッチ防止にもなるという効果が挙げられています。

◆AIが面接官?
2019年の新卒採用では、AIが人間の代わりに面接を行うサービスが本格的に開始されました。スマートフォンやタブレットにアプリをインストールし、コンピューターの音声の質問に答えていくことで面接ができ、受験者の資質を項目ごとに分析することができるサービスです。時間や場所を問わないことから、企業への今後の広がりが期待されています。

◆選考される就活生はどう感じているか?
就職情報会社が学生を対象に行った調査によると、書類選考をAIが行うことに50.1%が「反対」、面接をAIが判定することに67.5%が「よいとは思わない」という結果となったとのことです。やはり、人間ではないAIに判断されることに対し、就活生は不満や抵抗があるようです。

◆「AI採用」は普及するのか?

「AI採用」は、採用業務の効率化につながるとして活用する企業が多いのですが、最終的な選考は採用担当者が行っています。今後は、AI技術の発展や求職者のデータが蓄積されることによって判断の精度も高まることが期待されます。
現時点では、採用する側とされる側に賛否がありますが、採用ツールの1つとして導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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