2017年02月24日

人材・人手不足の状況下で「若手社員の定着」にどう取り組むか?

人材・人手不足の状況下で
「若手社員の定着」にどう取り組むか?


◆人材不足・人手不足が顕著な業種は?
先日、産業能率大学から、中小企業(従業員数6〜300 人)の経営者を対象に
昨年11月に行ったインターネット調査(2017年 中小企業の経営施策)
の結果が発表されましたが、
「現在の従業員数の充足状況」について尋ねたところ、
次の通りの回答結果となりました。

・不足している:48.6%
・適性である:48.0%
・過剰である:3.5%

業種別に見ると、建設業(61.6%)、
情報通信業(62.8%)、
飲食店・宿泊業(61.1%)、
医療・福祉(69.0%)において不足感が高いようです。

また、「2017年の経営活動に影響を与えそうな要因」として「人材の不足」(36.0%)がトップとなっており、中小企業における人材不足問題はますます深刻な状況となっているようです。

◆若手社員の定着には何が有効か?

人手不足・人材不足への対応として、
政府は女性や高齢者等の活用を推進していますが、
まずは「若手社員の定着」に向けた取組みが重要だと言えるでしょう。

経団連が昨年7〜8月に実施した「2016年 人事・労務に関するトップ・マネジメント調査」で
会員企業の労務担当役員以上(477名)が回答したところによると、
若手社員の定着状況の改善に向けた取組みについて
「必要であると感じている」企業は73.6%に上っています。

また、定着状況の改善に向けて有効と考える取組み(3つまで回答)の
上位5つは以下の結果となりました。

(1)職場での良好な人間関係の構築(60.7%)
(2)能力や適性に合った配置、納得性の高い評価制度の整備・運用(54.4%)
(3)労働時間の削減、年次有給休暇の取得促進(33.9%)
(4)キャリアパスや企業ビジョン・企業理念の見える化(31.8%)
(5)能力開発の強化(27.9%)

◆採用活動以外にも重要な課題が
人手不足・人材不足に向けた取組みとして、
まずは「採用活動」に力を入れるのは当然のことですが、
「入社後の社員定着」に向けてどのような施策を
行っていくかも重要な課題だと言えるでしょう。

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posted by はまさん at 01:06| Comment(0) | 人事・労務

2017年02月06日

「プレミアムフライデー」は定着するのか?

2月から実施!
プレミアムフライデー」は定着するのか?

◆「プレミアムフライデー」とは?
経済産業省は、月末の金曜日は早く仕事を終えることで消費を喚起する
「プレミアムフライデー」を2月24日に実施することを決め、
その方針や統一ロゴマーク等を公表しました。

経団連、流通業界、旅行業界、サービス業界など15の経済団体と
経済産業省が参加する「プレミアムフライデー推進協議会」は、
この取組を進めるにあたって、働き方改革などライフスタイルの変革とも併せて推進し、
今後、付随する商品・サービス、イベントなどを地域・コミュニティ・企業等で
検討していくとしています。

◆懸念される問題点
「プレミアムフライデー」に参加できる企業はすべての企業ですが、
当然、飲食店、百貨店や娯楽施設等の従業員は働いていなければなりません。
これらに関連する企業の需要は増えますが、従業員は忙しくなり、
勤務時間も増えるということになりかねません。

また、部署によっては月末の金曜日は仕事が集中するため、
「終業時刻を前倒しできない」という声も挙がっており、
その際は他の日の残業が増えるということも考えられます。

◆経済効果に期待!
このように、現段階では「プレミアムフライデー」
の実施に対する賛否の意見がありますが、
実施してみないとわからないところがあります。
これが定着すれば全国的な消費拡大につながり、
経済効果も期待できます。

なお、企業がこの取組に対応するにあたっては、
月末の金曜日のみ退社時間を早めるための規定(就業時間)
の見直し等を行わなければなりません。

「プレミアムフライデー」は様々な方面に影響があるかもしれませんので、
今後の動向に注目です。

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posted by はまさん at 20:05| Comment(0) | 人事・労務

2017年02月03日

給与計算での間違いやすいポイントと労務リスク

給与計算は、会社にとっても従業員にとっても
非常に関心の高いものです。

従業員が1ヶ月働いた対価を支払うわけです.
これについては、正確に計算を行う義務があります。

会社としても、きちんと計算しておかないと後々のトラブルにもつながる
可能性があるからです。

「給与計算での間違いやすいポイントと労務リスク」

【「代休」と「振休」のちがい】

社員 太郎さん
「部長、私、先日の土曜日に出勤しましたので、
今度の水曜日に振替休日を取ってもいいでしょうか?」

さて、この太郎さんの発言は正しいでしょうか?

答えは・・・「×」です。

総務部や人事部等勤怠を管理されている方はもちろんのこと、
社員の方全員にきちんと知っておいていただきたい「代休」と「振休」の違い。

 【代休】とは、休日に労働させ、事後に代わりの休日を与えること
 【振休】とは、休日を、事前に手続きをして他の労働日と交換すること

 つまり、休日労働を行い、
それに代わる休みを取ることを「事前に決めていたかどうか」です。
 (注)振休制度を導入するには、他にも要件があります。

 冒頭の太郎さんの会話では、休日労働した「後」に、
休みの相談をしていますから、「代休」となります。

 それでは、代休と振休と違うと何が違うのでしょうか??

 【代休】は、いくら事後に休みを取ったとはいえ、休日労働をした事実は変わりません。
 【振休】は、「労働日を変えた」ことになりますから、休日労働にはなりません。

 具体的には、
 【代休】は、休日労働に対する割増賃金の支払いが必要です。
 【振休】は、同じ週内で振り替えた場合は、割増賃金は不要です。

 ただし、週をまたがって振り替えた結果、週の法定労働時間(40時間or44時間)を
超えた場合は、時間外労働に対する割増賃金の支払いは必要です。

振替休日の制度を導入するには、就業規則等に見直しが必要です。
 
「当たり前のこと」かもしれませんが、見落としがちですので、
再確認してください。

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posted by はまさん at 20:01| Comment(0) | 人事・労務