2017年04月05日

シフト勤務者の有給休暇の付与って?

Q.シフト勤務のアルバイトに半年間勤務実績がなかったときにも、年次有給休暇を与え
なければならないか?


週3日シフト勤務のアルバイトから、
今年度の年次有給休暇が付与されていないという話がありました。
そこで、出勤率が8割に満たないため、付与していないということを伝えたところ、
「店長と折合いが悪くなってシフトを組んでもらえず、
半年間も勤務できなかったためで、シフトが組まれていた期間はすべて出勤しているのだから、
年次有給休暇が付与されないのはおかしい」と言われました。
当社としては、働くべき日数のうち、8割以上働いていないのは事実なので、
年次有給休暇を与える必要はないと考えています。
本人の言うとおり、年次有給休暇を与えなければならないのでしょうか。

A:
年次有給休暇は、付与日前1年間(初年度は6ヵ月間)について、
継続勤務していることと全労働日の出勤率が8割以上であることを
付与する際の要件とされています。
継続勤務については、貴社のアルバイトは現在も在籍していることから、
半年間勤務の実績がなかったとしても要件を満たしていることになりますが、
ご質問のとおり、出勤率が8割以上かどうかについては、
半年間勤務していなかった期間をどのように捉えられるかで変わってきます。

貴社のいうように、労働契約で定められた働くべき日数を全労働日とすれば、
実際に勤務していない期間が半年間あるため、8割以上の出勤率は満たせず、
年次有給休暇を与える必要はないということになります。
一方、貴社のアルバイトのいうように、シフトが組まれなかった日は労働日ではなく、
実際にシフトが組まれた日のみを労働日とすれば、
その期間はすべて出勤していたとのことですので、出勤率8割以上になるため、
年次有給休暇を与えなければならないということになります。

店長との折合いが悪く、シフトが組まれなかったということですが、
その点も今となっては本当のところはわからず、また、半年間もの間、
勤務実態がないことを貴社が放置していた経緯もわかりませんので、
今回は働いていなかった半年間は除いて出勤率を算定し、
年次有給休暇を付与するのが望ましいと考えます。

http://www.office-hamaguchi.com
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